いしずえ

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第一 憲法)

 憲法(Constitution)という語はConstituteという動詞の派生語であるが、Constituteの原義は、「……の本質をなす」「……の体質・性質をつくりあげる」という意である。即ち、憲法とはその国の本質をなし、その国の体質・性質をつくりあげるものでなくてはならない。それゆえに外来文明によって国が大きな動揺を被ったときにこそ、その国の本質を明らかにして、国家のあるべき姿を再構築するのが憲法の本質である。
 かかる本質を持たず、伝統から切り離された憲法は、年月の経過とともに日本国民の精神を空洞化させた。キリスト教国、イスラム教国をはじめ、およそ国民の帰属感を満たす原理を備えない国家はないが、日本では国家はつねに否定されるべき存在とみなされ、国家からの精神的離脱こそが進歩であると称されてきた。家庭の崩壊、教育の荒廃、社会全般に見られるモラルや規範意識の低下など、すべての今日的問題の淵源はここにある。憲法をその語義にふさわしいものに創り変えることが、日本を真の文明国にする道である。
 現在憲法の名で取扱われている米国製憲法は占領管理法であって断じて憲法ではない。現代の法治国家を成り立てたイギリスには今日尚成文憲法はない。憲法は完全無欠な機能ではなく、国家の道統固有性こそ民族生存の基本である。
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  1. 2012/03/02(金) 21:12:33|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第一 憲法)【続】

 アメリカの陰謀を見抜いていた東久邇宮内閣の緒方竹虎官房長官(書記官長)は総理を脱得し、ポツダム宣言以外の要請を押付けて来るアメリカの難題を拒否する方策は四大内閣の倒閣をもって抵抗反省を促すべきである。敗戦国の倫理は正義と抵抗であると進言した。「首相は首相に申し送り、官房長官は長官に伝言する」ことにして、総理の同意を得て東久邇宮内閣は新聞検閲を機に五十余日で野に降った。
 併し次の幣原内閣も楢橋長官も倒閣しなかったし、申し送りを受継がなかったものか全く不明である。幣原首相が占領軍より憲法改正を要請され、松本烝治博士を中心に改正案制定し提出したが却下され、一週間後米製の日本憲法が提示された。二人は一見し「天皇は国民統合の象徴であり、その地位は国民の総意に基づく」を見て驚き不満不服の意を表した。その態度を見て民政局次長ケーデスは「もしこの憲法を受託せず拒絶することになれば、天皇が戦犯容疑として逮捕されるおそれがある。」と脅したので二人は恐れ戦き有無といわず受取った。当時の日本人にとって天皇が戦犯に処刑されるということ程恐れ嫌忌したことはない。
 二人(幣原松本)は不請々々受領せざるを得なかった。随ってこれは断じて憲法ではない。憲法の生命本質機能条件に反するものである。これはあくまで占領基本法であり管理法であって、ドイツのアデナワー首相は四度拒否しているその言質が何よりも事実を立証している。断乎破棄せねばならない。 
 東久邇宮内閣の申し送りを幣原首相及び緒方竹虎書記官長(官房長官)の伝言を楢橋渡書記官長が受付けていたかどうかはわからない。
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  1. 2012/03/03(土) 17:07:51|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第二 安保条約)

 国家の独立は、政治の独立・経済の独立・軍事の独立の三条件の独立が原則である。大東亜戦争によって帝国主義・侵略主義・植民地主義を一掃し、戦前の世界に独立国家64ヶ国であったが、戦後の現在199ヶ国を解放独立国家にし乍ら独り日本のみアメリカの属国となり植民地となってガイドラインに依存しているのは如何なる理由によるのであろうか。アメリカは大東亜戦争の時中国を助け日本を敵とし、今度は中国を敵として日本を味方としている。日中戦争は日米戦争の代理戦争であった。
 1991年(平成3年)ソ連邦が崩壊し米蘇二極時代の態勢が崩れた現在、安保条約を解体し、国家の独立を確保、実現して英仏同様の軍事同盟を締結すべきにあるにも拘らず、逆に日米ガイドライン強化の制度法律を制定し、あくまでアメリカの属国たることを欲する日本政府政治家は無知無能唯米国が敷設せる路線を走っているにすぎない。ガイドラインは占領政策の再確認であり、再強化であって安保ではない。日本政府は何時までアメリカに従属し付随するつもりか、かつてはABCDを相手に戦った国家である。何も他国の庇護に取り縋らなければならない必要はない。国家の独立は、政治・経済・軍事の独立をもって独立とするものである。日本は安保条約あるため独立国家になり得ない。安保条約を廃し独立国家になり軍事産業を興し、内需拡大を計り、生産と消費のバランスを具体化すれば、国際市場争奪に苦悩する必要もなければ、又アメリカ迎合のため(3S政策)スポーツ・スクリーン・セックスに狂奔し、平和の別名安逸偸安の享楽民となり自制心を失い、自堕落の民族となる。
 健全な人間と国家は常に文武両道でなければならないものである。文に傾けば文弱となり弛暖頽廃に流れるに対し武に過れば武骨となり無作法、無風流に流れ頑迷固陋に脱することになる。
 何時までもアメリカの植民地化し自由と民主を理想として居れば、軍事力のない日本は3S政策理想の天国と化することになる。日本の生きる道は国防力の充実を計り、青年を訓練し希望を与え誇りを持せなければ文弱に流れ恥知らず惰弱の民と化し去るであろう。
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  1. 2012/03/04(日) 20:53:29|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第二 安保条約)【続】

 一日も早く日本の独立を脅かしている憲法破棄し安保条約を廃止し教育基本法を退け、本来の日本に復帰し完全に独立し、自他日米のため引いては人類世界のため役立つべきである。アメリカは同じく戦争に負けたドイツに対し干渉支配することなく、ドイツもアメリカに媚び諂うことはない。日本はドイツと同じく独立意志をもって立上らねばならない。この独立意志を障害し否認しているのは軍国主義に反動しておこった敗戦利得者(共産党・社会党の左派勢力)と西洋文化思想の中毒者(進歩主義文化人共)である。彼等は平和憲法を隠れ蓑として国家独立と統一を妨げ国営、国運、国位に障碍して来たことが計り知れない痴者である。彼等は常に護憲を叫んで頑なに憲法改正を阻止し続けている。彼等は総選挙の度ごと改憲論者に対し、「戦前の軍国主義に舞戻り右翼の危険思想のタカ派」と決めつけ一斉に非難する。この平和憲法こそ戦前の軍国主義日本に戻らないためのブレーキであり歯止めであると宣伝し、国民に思い込ませる。このため平和憲法論が国家を不統一にし分裂せしめているのである。
 戦後世界各国は憲法を時流に合わせて何度も改正している。米国は18回、独は43回、スイスは119回、ノルウェーは139回。独り日本のみ半世紀前のままである。
 歴史は現在、現実生活のためのみに存在しているものでない。過去・現在・未来(根・幹・枝葉花実・種)あって歴史である。現在の平和主義者は単なる国家の寄生虫であるにほかならない。昭和35年(1960)安保条約の効用、45年(1970)は10年後の55年までである。
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  1. 2012/03/06(火) 10:38:36|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:ガイドライン)

 安保条約第10条には、次のように定められている。「この条約が10年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ、その場合には、この条約は、そのような通告が行われた後1年で終了する」。
 「10年後」とは、昭和45年6月23日のことである。とうの昔に、過ぎている。
 要するに、日本国政府からアメリカに対し、「安保条約を終了させます」という文章を出せば、アメリカの同意なしに、1年後には、米軍が日本国中から出て行ってしまうということである。
 アメリカが日本に軍隊を置いているのは、決して日本を守るためではなく、アメリカに敵するものから守るためである。このことは、戦後54年の間におけるアメリカの海外戦争を考えてみれば、すぐに分かることである。
 太平洋戦争中は、「この戦争は正義の戦争である」と国民の99%が信じ、それに異を唱えるものを、「国賊」「非国民」として弾圧した。
 今また、「安保条約と米軍の日本駐留は動かすことのできないことだ」という迷信がまかり通り、それに異を唱えるものを、「変り者」の眼で見る。
 げに恐ろしきもの、それは、国家権力とその代弁者たるマスコミによる1億2600万人に対するマインド・コントロールなのである。
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  1. 2012/03/07(水) 00:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第三教育基本法)

プラグマティズム教育

 日本はアメリカと違って古代中世近代と歴史伝統のある長い国である。アメリカは近代イギリスのピューリタンの思想の人々によって建国された植民地である。前近代社会の伝統の束縛から解放された近代社会建設に憧れ世界各国から寄集り、十八世紀後半に独立した国である。このアメリカは産業革命が急速な勢で進展し工業生産力は飛躍的に増大した。その原因はピューリタニズムの宗教的信条と工業生産力及び資源とを調整する思想のプラグマティズムがおこったのである。この思想を初めて称えたのはパースで彼はイギリスの経験主義の立場をとった。いわゆるベンタムの「功利主義」最大多数の最大幸福の思想である。観念や思想は行動の手段であると見做す。パースにつぐジェイズム、デューイも大体この思想を引継ぎ経験行為を尊んだ。戦後の占領政策下の教育はこのプラグマティズム教育であって、この教育は古い者と新しい者とに分裂し、古い者といわれるのは歴史伝統を重んずる保守的権威主義者といい、新しい者といわれるのはこれと全く反対の立場に立つ人権万能主義を主張する体制の者をいう。彼等は民族的固有性や独自性は無価値なものとして退け、只管自主教育思想を重んずる。更にこのプラグマティズム教育を受けた者は二つの問題を提起している。
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  1. 2012/03/09(金) 10:58:34|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第三教育基本法)【続】

 其の一つは歴史や伝統や文化など古いものを悉く否定し、唯現実生活と未来を開くための理想を創造開化してゆく意識革命を実現しつつあることである。彼等は一切の権威を否定し断ち切り、風習や道統を地に叩きつけ、その実態を解剖し、無意味な形式主義を暴露した。我が国は古い国であり、万邦無比であると仰がれて来た国であるだけに、その中には払拭することのできない様々な根強い価値や因習がある。それを根底から覆し一掃し去った。

 其の二は、この開拓精神を基礎とする自主教育が行過ぎて、過去の歴史や伝統の価値を認めず、神聖なる権威を認めずに、一にも実験行動、二にも実験行動と、現実の行動・実験・探究にのみ集中し熱中して、只現象的価値を求めて行うため、永遠なるものの存在や真理や原則を見失い、自己本位、自己中心、自己満足に陥って、人間性を崩壊させ、社会秩序を破壊するに至り、国民生活は個々ばらばらに解体せられることになった。
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  1. 2012/03/10(土) 04:10:56|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(一 占領政策は日本弱体化革命:第三 教育基本法)【続】

 現在の行動、現在の実験、現在の活動が絶対のものであり、第一義的なものだとしたら、人は唯自己の利害、自己の幸福、自己の満足、快楽享楽を求め、本能的衝動にかり立てられて行くことになる。
 この歴史伝統否定権威無視のプラグマティズムと共産主義とが結合して成り立った日本教職員組合が、いかなる教育を施して来たかは戦後半世紀の足跡が何よりもよく事実と実体を証明している。
 占領政策と憲法を裏付けているのが東京裁判(史観)と教育基本法である。歴史事実を否定無視し、嘘・偽、悪口ばかり聞かされて来た生徒学生は勿論大人までも国家を呪い祖先、先人を軽蔑、憎悪するようになったのは無理もない。
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  1. 2012/03/10(土) 09:58:35|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)

 昭和47年3月19日毎日新聞掲載の「UP東京発」外国記者団の宮内庁長官に対する天照大御神・天皇に関する質問内容は、
(1)神道における天皇の地位はいかなるものか。
(2)天皇は公式に天照大御神の子孫といえるか。
(3)宮中における天皇のお立場はいかなるものか。
であった。

 これに対して宮内庁の回答は、
(1)天皇は神社神道の形式をとった皇室の伝統的信仰を、私的にお持ちになっており、宮中の祭祀を行っておられるが、神社神道、宗派神道のいずれにおいても、首長その他の特別な地位を占めておられるものではない。
(2)日本神道は、天皇は天照大御神の子孫ということになっており、皇室伝統の御信仰としても、天照大御神を皇祖として祭祀を行っておられるが、歴史的事実として、公的に断言すべきではない。
(3)天皇は私的なお立場で宮中の祭祀を行っておられるのであって、神道の首長とか神官としてのお立場で行っておられるものではない。
となっている。

 もしこれが宮内庁の偽らざる考え方であるとするならば、天皇は遠からずして天皇としての存在を許されなくなり、日本歴史からその姿を消すことになるであろう。これは明らかに天皇の本質にもとる重大な誤りであるといわねばならない。おそらくこれは現憲法に則した回答であり、時流に迎合したものであって、真実を伝えたものではないと思う。宮内庁は保守革新、右翼左翼の何れも刺激を与えず、もっとも無難な事無かれ主義の立場に立って回答されたものと判断されるが、しかし、そうした姑息な手段こそ、却って禍の本をなすものである。天皇は権力や時流に超然として存在する道の宣布者であり実現者であって、如何なるものにも支配されるべきものではない。
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  1. 2012/03/11(日) 09:33:08|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 第1問に対する回答の「天皇は神社神道の形式をとった皇室の伝統的信仰を私的にお持ちになっており、宮中の祭祀を行っておられるが、神社神道、宗派神道の何れにおいても首長その他の特別な地位を占めておられるものではない」これは明らかに現憲法に屈従し屈服したことを暴露するものであって、天皇及び神道の本義を表現したものではない。天皇の祭祀が私的なものであり、後続だけに極限されるものであって、民族の生命である神道と無関係であり、国民の中心としての営みでないとするならば、宮内庁は古来より伝承せられてきた天津日嗣の転職を放棄し、天皇の本質を否定し、神道の理念を無視することになり、極論すれば天皇は天業断滅を意味するものとなる。
 これは神道と天皇の存廃、日本民族の興亡に関する重大なる発言であるが故に、我々は宮内庁に対し、先づ第1に祭祀が天皇の私的行為であるという、その私的とは、公的国家的意味に対する、皇族ないし皇室という意味か、或は天皇御自身という意味か、回答を求めた。尚また、神社神道、宗派神道の何れにも関係なく、又特別な地位を占めるものでもないという見解は、古来の道統を否定し、天津日嗣の転業を無視否認することになるが、天皇の本質を歴史性に求めず、現憲法に求め、敢えて天皇の機能を否定する宮内庁の真意を明らかにしていただきたい。もし宮内庁が天皇に公的機能がないと断定するならば宮内庁は天皇否定機関であるということになる。
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  1. 2012/03/12(月) 06:25:45|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 第2問の回答の「神話において天皇は天照大御神の子孫という事になっており、皇室伝統の信仰として天照大御神を皇祖として祭祀を行っているが、歴史的事実として公的に断定できない」ということは、神話と皇室の伝統信仰であるから皇祖として祭祀しているのであって、歴史事実としては不明であり、天皇が天照大御神の子孫でないという考え方になる。それは同時に、神道が日本民族の生命であり、その生命を天津日嗣ぐのが天皇であって、而もこの道を伝道宣布してゆく大本根源であるという我が国の理想をも否定することになる。また確信もなければ信仰もなく不明確であるが、肇国の昔より習慣であり惰性となっているから、継承している迄のことであるということになる。かかる宮内庁の無責任きわまる言動と不徹底な精神が西洋思想を模倣する進歩主義文化人と共産主義及び社会主義に天皇廃帝と皇室否定の言質を与え、彼等の勢力を助長せしめることになる。
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  1. 2012/03/12(月) 10:56:01|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 これは宮内庁が天照大御神と天皇に対し、正しい解釈を持たないところから起こったものと考えられている。天照大御神とは、太陽を宗教的表現であらわしたものであって、太陽が光と熱をもって万物万象を生成化育するように、偉大な人間がその徳光と情熱とをもって万民を公平無私遍く生成化育発展繁栄せしめる実存の作用を、擬人法で天照大御神と仰ぎ崇め奉ってきたのである。この国民全体の尊崇を集めた太陽のごとき真に偉大な祖神を天照大御神であるといい、太陽の霊光と霊熱の作用を霊統とし、血縁を血統として合せ相続し、霊妙なるはたらきを万民に施し授ける人を天皇というのである。したがって天皇が天照大御神の子孫であることは、疑うべからざる事実である。かくの如く日本人は、太古の昔から人間として神の偉大なはたらきをする人を現人神天皇と崇め、中心として仰いできた民族である。
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  1. 2012/03/13(火) 10:05:24|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 神道は文明のほかに伝承口伝もあり,器教及び祭儀修行もあって、これらを総合してはじめて体得できるものである。文典のみでは理解し難いものであることは、宮内庁もよく知っているはずである。にも拘わらず、どうして歴史事実として断定できないなどと軽々しく発表したのか、その点国家民族の将来のため、宮内庁は国民に対して公開発表する責任がある。
 もし宮内庁のしたとおうり、天皇は天照大御神の子孫であるかどうかが不明であるということになれば、国民は帰一すべき中心を失い、国民精神は動揺し、国体観念は消滅し、天皇は歴史的遺物として取扱われ、遠からず廃帝を余儀なくされることになるであろう。
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  1. 2012/03/14(水) 08:57:41|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 第三問の「天皇は私的な立場で宮中祭祀を行っておられるのであって、神道の首長でも神宮の立場でもない」ということは、天皇の宮中祭祀が私的なもので国民と何ら関係のないものであるとするならば、現天皇は民族の道統を顕現発揮する天津日嗣の天皇(すめらみこと)でなく、単なる惰性的名目上の天皇であるという事になる。日本歴史肇まって以来これ程天皇の本質を無視したことはない。日本民族の祖先が神道を創造し、その神道を子子孫孫に伝え、人類全体に普及する中心本源が天皇であるべきはずであるのに、国民の知らぬ間に天皇はその任務使命を放棄し、私的な立場で宮中祭祀を行っているということになれば、天皇は国家国民の天皇でなく、宮中の天皇、皇室の天皇であって、戦後しきりに称えられる天皇家の天皇であるいう事になる。本来天皇には氏も姓もなく、万民全体の御親として君臨されるのであるが、現天皇は敗戦とともに道統を放棄し、戦前とは全くかかわりのない天皇であると宮内庁中外に宣言して憚らないという。これは過去、現在、未来にとって甚だ重大であり、日本民族の興廃を決する意味に於いても極めて重要なことであるから、宮内庁は心して統一見解を発表し広く国民全体に徹底しなければならない責任がある。
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  1. 2012/03/15(木) 11:59:54|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(二 占領下の日本:宮内庁の国体観)【続】

 このように我々が言い寄った時、係官は返答に困り、沈黙の後「私どもは憲法に規定せられた「行政官」であるから行政官として発言するより外ない」と発言された。「貴官は行政官として生れたのか、日本人として生れたのか」反問した。
彼は暫く黙していたが、「もとより日本人として生まれたものですが、職業が行政官ですから致し方ありません」「とにかく謝罪いたします。今後十分注意して質問に対してお答えすることに致します。」と頭を下げたので、「それでは都下六大新聞に謝罪通告して頂きたい」「・・・・・然しそれは陛下の権威にご迷惑をかける事になりますからその点だけはお許し下さい」「それなら今後神道、国体、天皇に関する質問があった場合即答を避け、事前に我が國乃礎団体に連絡して下さい。神道と天皇は日本民族の生命であり根です軽はずみに取り扱っては国学が消滅する事になります」
「よくわかりました」と。戦後の宮内庁には日本の道統固有性の分かる人はすくない。
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  1. 2012/03/16(金) 06:09:12|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(三 日本の道統固有性)

 米国占領政策は、日本の道統固有性独自性に対して絶滅を期する重点が天皇廃帝と神道根絶にあったことは占領政策に明らかである。天皇と神道が消滅すれば容易に米国の属国となり植民地になると企図したのである。
 従って天皇は国民統合の象徴であり、その地位は国民の総意に基づくと改称されるに至ったわけである。天皇は『天津日嗣の統治帝」から儒教の天の思想を採って天・国王・皇帝は天子これを天武天皇(684年)時代に天皇と改名天津日嗣のすめらみことが今度は君民主客転倒して民選の皇帝即ち大統領に変化した。又神道は日本民族生命であるにも拘らず、宗教に変じ教祖も教典も戒律のない単なる習俗原始宗教に取扱われ、人類六十億の半数を信仰者に組織化したキリスト教い包含吸収されつつある。
 開かれた皇帝は国体(国本・国性)を破壊し、やがて廃帝し亡国となるであろう。が日本本来の道統国本を復元すれば万世一系の天津日嗣すめらみことが誕生し、天壌無窮の日本となる。現憲法は、この血統霊統の結合を無視している。
 国家の進歩発展は自国の固有性発揮を通じてのみ成立するものである。
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  1. 2012/03/17(土) 05:47:49|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(四 元支那派遣軍総司令官畑俊六元帥の「願望」)

 昭和三十四年三月藤澤親雄教授がアメリカの大学の客員教授として赴任する時の壮行会が東中野の西洋料理店モナコで開かれた。三、四十人の中に西洋人が四,五人列席していた。その中の一人が、「皇太子殿下の御成婚に関し、日本人の感想を承りたい」という質問がでた。
 藤澤教授の近くにいた高松城主夫人松下俊子(信子の妹)が立って、ありきたりの返答された。外人は異口同音に「ノー」と叫んだ。次に立ったのは伊勢神宮崇敬会・会長浜地文平氏国会議員であった。然しこれにもやっぱり「ノー」であった。その次が皇宮御所建設を請け負った間組社長で(数億円の入札を一万円で請け負うた。これは皇室を尊崇の故であり、日本国民の八割は皇室を尊崇している」と述べたが、これに対しても外人等は手を振って「ノー」であった。五人の知名士の何れも「ノー」で退けられたのである。私はなぜ真実の声を放って理解させないかと思っていた時、藤澤教授が向側中央の席から立ってこちらに近づいてきた。私の肩を叩くので振り返って見たら「あなた最近『天皇論』を出版されたそうですね、学生を走らして書店を探さしたが全部売り切れていて手に入りません。一冊私に下さいませんか」という。「貴方に差し上げようと思ってここに持って参りました」。と差し出した。藤澤教授は自分の席に戻りかけ、司会者に何か一言二言を打ち合わせていた、座りかけると同時に司会者が「国の礎会長戸松慶議先生、壮行会の祝辞をお願いします」と呼びかけられたので、立ちあがって私は「壮行の辞の前に最前西洋人側から『皇太子の御成婚に関する日本人の感想を承りたい』という問いがあり、回答する数人の意見に不満足であったように見えましたので、私の意見を申し述べてから壮行の辞を申し上げます。
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  1. 2012/03/22(木) 12:03:43|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(四 元支那派遣軍総司令官畑俊六元帥の「願望」)【続】

 皇太子の御成婚に対し反対する国民は天皇、皇室を崇拝し萬世一系天壌無窮の存続を祈念するものであり、賛同するものは、天皇、皇室を全廃し皇族の根絶を希望する左翼イデオロギーと西洋思想模倣の進歩主義文化人の反日非日分子であります。ここにこの御成婚の意義があると思います。」と述べるや、白人側は大拍手、大賑いとなった。従って壮行の辞は、「教授が神道宣布に渡米する後を追うて私も全米各州の主だったキリスト教会で神道(現代世界五大文化思想宗教の本質比較)講演するべく目下渡米の準備中であります。教授とは来年(1960年)アメリカでお会いすることを楽しみにしております」と結んだ。
 壮行会の宴半ば人に注目されるのが却って気恥しく早めに席を立ってオーバー預所に近づいて行くと背後から「戸松さん戸松さん」と追掛けて来る声がするので振り返ると昔の支那派遣軍総司令官畑俊六元師である。私は驚いて立留ると、閣下はいきなり抱付き「君の意見を聞いて感動し感激のあまり追駆けて来た。私は今83歳になる。何時神に召されるか知れない体である。而し戦後年々歳々国家が衰亡して行く様が眼に見える。天壌無窮、万世一系の国体を頼む」と励ましつつ暫く抱きついて離れなかった。
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  1. 2012/03/23(金) 09:36:33|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(五 戦国乱世時代の皇室:戦国乱世時代)

 皇室の式微を極めたことこのときより甚しきはなかった。應仁・文明の大乱には、皇室はその居を失し、室町邸を行在所となしたまうこと13年、恒例・臨時の年中行事も多く行はれなかった文明2年(皇紀2130年)後花園上皇崩御のさまが、伏見宮貞常親王の今山賤記、飛鳥井雅康の山の霞みなどに見えているが、如何にも痛ましい御臨終であった。何分朝廷と足利氏とは合體して、公武の区別もなかった程だから、応仁大乱後足利氏が哀微の極に達し、その威令も行われなくなり、皇室の御料地から上納して来るべき供御は、地方武将の横領するところとなって、皇室も共に哀微の途をたどったのは止むを得なかった。
 明應9年(2160年)9月、後土御門天皇崩御のときには、御葬式を営むことが出来ず、40余日の間、黒戸に置き奉り、僅かに幕府から御葬送の費用を諸国に課して、漸く泉涌寺に葬り奉ることを得たのである。皇胤紹運録に「依 用脚 四十余日奉 内裏黒戸 希代事也」と記してある。
 後柏原天皇は、先帝の御喪中に踐祚あらせられたが、形式のみの略儀であった。それで改めて即位の大典を挙げさせたまわんとし、幕府に勅して費用を献上せしめんとした。幕府は先例によって諸国に課することとしたが、諸国騒乱相踵ぎて疲弊を極めているので、幕府は御教書を諸国に発したが、ただ但馬の山名致豊が独り三千疋を獻せしのみにて、その他に一向に獻ずるものがなく、幕府に勅して督促せしめたが、猶お応ずるものがなかった。かくて22年の間遂に大禮を行わせらるることがなかった。申すまでもなく、即位の禮は国體上由々しき大義である。
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  1. 2012/03/24(土) 07:17:22|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第一 占領政策(五 戦国乱世時代の皇室:朝廷の儀禮行われず)

 こんなさまであるから、恒例臨時の節会を初めとし、朝廷の儀禮は殆ど廃して行われなかった。幕府が如何に命令を下しても、その費用を集めることが出来なかったのである。
 かくて費用を辧ずることを得ず、22年の後大永3年(2183年)3月22日に至り、始めて大典を挙げられたが、このとき三條實隆が深く慨歎し、切に幕府に説いて献金せしめ、また本願寺に説き、漸くその費用を得たという。
 戦国乱世に秩序づけたのは国士織田信長である。信長は桓武天皇の子孫であり幼少の頃より父信秀に尊皇の志を培わされ天下の統一を実現した。
 伊勢神宮の遷宮建立、京都石清水八幡宮建立、皇室年間費用三千石を献じ、公卿の生活を再建した尊皇の国士織田信長である。
 国家の道統固有性(国性国本国体)を貫行せず、時流に流され、外来思想の影響及模倣に左右されればやがて亡国滅亡することになる。
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  1. 2012/03/25(日) 07:13:40|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:対GHQ議会対策部長ウエレアムズ博士と佐藤栄作)

 日本人の多くはアメリカ占領政策は、日本を弱体化し、独自性のない隷属民族にするものであると懸念を抱いていた。つまり第二のフィリピンにする計画であると見倣している。もしそれが事実ならアメリカの文化思想は権力武力財力の力の文化であって、不動不変不滅の道の文化でないことになる。その程度の文明なら人類全体をリードしてゆくことはできない。何故なら世界人類の理想は性悪的本能的支配征服我欲でなく、性善的本性的公正利他的なものであるからである。アメリカの唱える民主主義が自他のためでなく自己のためであるなら自ら虚偽のため失敗の歴史を繰返すことになる。アインシュタインの提唱している如く「差別観や優越感そして利己心が残存する限り世界平和は成り立たない」。日本の中で占領に対し何事によらず屈従し隷属して居れば対者を堕落させ虚偽の行為をなさしめることになる。偽善や恐怖や狡猾は良心を麻痺させ迷妄に包む、高慢と卑屈は裏表関係であって神のものでない。また内応し内通密告するものは最低至極の裏切者である。これを相手にする限り必ず失敗する。真理は唯一つであって裏も表もない。
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  1. 2012/03/26(月) 06:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:対GHQ議会対策部長ウエレアムズ博士と佐藤栄作)【続】

 占領政策は功を争って形式に捉われ流れるよりも、日本人が為そうとして為し得なかったことをなすことである。それには、第1憲法、第2国体と天皇制、第3家族制度、第4教育制度、第5公職追放の問題を考え直さねばならない。

 1.憲法は占領基本法として憲法とせざること。独立後国民の名によって憲法をつくるものとする。

 2.国体と天皇制は、日本の道統独自性なるが故、専門家の中の専門家をもって是非を明らかにし、改めるべきところは改めること。

 3.家族制度も第2と同じく、西欧社会と異なった歴史的所産なるが故に、個人主義で塗り潰すことは甚だ危険であり、その道の大家の意見に基づいて改廃すべきこと。東洋人は農耕民で家族主義であるに対し、西洋人は遊牧民であり個人主義である。東洋は自然服従に対し、西洋は自然征服である。西洋の個人主義はギリシャ、ローマの古代から永続相続がない。

 4.教育制度は、国情の異るプラグマティズムでなく、古代中国、印度と共に古く、且つ東洋的統一国家である日本にはアメリカの、各国異民族連合している国の教育方法も適合しない。

 5.公職追放は、再検討をなし可能な限りこれを解除して、再建復興の役にふり当てることである。アメリカは、かつての敵であったアメリカに対して無条件絶対に追従するような敗戦利得者を日本人だと思ってはならない。卑怯者は神に見放された一種の不道徳な良心のない動物群である。アメリカは、忠実面をして阿ね媚び諂う幇問精神の持主を相手に一時的効果を得ても、未来を失うことになるということに注意を払わねばならない。(第4報5月20日)
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  1. 2012/03/27(火) 08:49:50|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:安定勢力の結果とその活動について)

 ソ連は世界の共産主義者を応援し、育て、養って、共産陣営の強化と発展を図っている。アメリカは政府との交渉のみで、国民と国民、民衆と民衆の結合がない。
 我々が日本の安定勢力を結集して、政府の出来ないこと、不可能なこと、為し得ないことを為そうとしているのである。これを利用したらアメリカは思わぬ成功を収めるであろう。安定勢力は、日米間の諸問題、占領政策推進を容易にするために、日本の立場をアメリカに徹底させ、アメリカの真意を民衆に徹底して、両国の誼を永遠ならしめることを目的とするものである。(第5報6月3日)
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  1. 2012/03/28(水) 06:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:対ソ政策の本質について)

 第二次大戦は終った。その日から第三次大戦の準備が始まっていると見るべきである。アメリカの対ソ連政策は、ソ連に勝利する秘訣を創造すること、共産主義に反対し、粉砕することではなく、それよりも高い文化をつくり、吸収することである。第三者の立場からするならば、米ソ何づれが、より多く他に対して生きる力となるかが関心事であり、また抵抗力の少ない方向に向って進むということになる。
 戦前に日本は欧米に見習って帝国主義であり生存競争であった。競争と圧制が立身出世と共に溢れ、ために動脈硬化、半身不随の社会状態であった。そこには化石と偶像と形式と虚偽がのさばり、実力や能力や希望は顧みられず、政治は党略に趨り、党あって国なく我利あって正義なしという有様であった。内外の未整理、未解決は必然的に革新的暴力行為と英米の圧力を招いたのである。かくて舵を奪われた船の如く奔弄されつつ、戦争に突入して行った。戦争によって一時活気を取戻したかの如く思われたが、主体性自主性のない当局者に解決の能力がある筈はなかった。
 日本の解決は日本の独自性、固有性の道統を中心として一切の外来文化儒教、仏教、キリスト教、及び明治以後のヒューマニズムを採り、それぞれの分において役割を発揮せしめつつそれを統一することにある。アメリカがこれをやりとげるならば、日本の解決が同時に世界の解決に直接つながり、共産主義を退けることに成功するであろう。
 真の反共のソ連に優る理念と文化をもつことであって、反共のための反共でもなく、打倒することでもなくして、偉大な文化を成り立てることにある。(第6報7月1日)
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  1. 2012/03/29(木) 06:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:民主主義について)

 人間は十人十色すべてを平等化することは我欲を氾濫させ権利を主張し義務責任とらぬ人間群をつくることとなる。
 本来欧米諸国は個人主義であり、その個人主義を調節する為には適当なるキリスト教があって、それ相当の大きな役目を勤めているが、日本ではこれを調節すべきキリスト教に匹敵する国家宗教がない。民主主義、個人主義は国教あってのものであって、これのない我が国は何をもってキリスト教の役割たらしめるか。国家宗教を定めるのが先決であって、直接民主主義を与えることは危険千万その弊害他日目をおおうものがあろう。古語には氷は水より出でて水よりも冷し、錆は鉄より出て鉄を腐らすという。少くとも西欧諸国の自由主義、民主主義者は、本来の個人主義であるから、その自由を自制すべきことを知って居り、また知る可きものとしている。権利には必然的に義務が伴うものとして自覚されている。日本のそれは制動力、義務のない民主主義であり、それが横行している。これを抑える国教を何にするか明らかにすべきである。戦前憲法では天皇が国民精神統一の国教の役割をとげていた。(第7報8月15日)
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  1. 2012/03/30(金) 06:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

第二 戦後の國民運動(一 占領政策に対する意見具申:ウエレアムズと佐藤栄作)

 これを提出して手ごたえを待っていたが、何の沙汰もなかった。ところが7月11日に連合国司令部の政治局議会対策部長ウエレアムズ博士から招請状が当時の居住地練馬区小竹町2395番地に届いた。
 ウエレアムズ博士に会って見ると、その机の上に提出書類が全部積まれてあった。彼は学者らしい態度で質問し始めた。

 「この書類は安定勢力団体の構成員がつくったのか?」

 「ハイそうです」

 「何人で書いたものか?」

 「意見は様々の人からきいたが、書いたのは私一人です」

 「これは君の意見か」

 「私の意見であると同時に安定勢力団体の意見でもあります」

 「これは君の手で書いたものではなかろう。若い君等にこういう円熟した物の見方が出来る筈がない。おそらくこれは鳩山一郎が書いたものと思うが、嘘を言わず本当のことをはっきりいった方がよい。それが君のためでもあり、鳩山のためである」

 これはまるで罪人扱いである、と思った。しかし、腹を立てたら益々疑われると考えたので、

 「違います。私が書いたものです。第一私は鳩山に全然面識がありません。これまでに一度も会ったことがない」

 と答えながら、彼はどの点を指摘しているのか知りたかったし、これまでに私にこうしたものの見方を与えた人は、第一に緒方竹虎、安部磯雄、萱野長知、宇垣一成、徳富蘇峯、安岡正篤などであるが、筆をとって纒めたのは私自身であるから後暗いところは全然なかった。

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  1. 2012/03/31(土) 06:00:00|
  2. 遺言状(救國法典) 戸松慶議著

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國 乃 礎

Author:國 乃 礎
   綱 領
政官財・癒着根絶
マスコミ横暴撲滅
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