いしずえ

第三巻激流の巻

 さどっこの爺ちゃというのは、独り暮らしの老人で、B29が来るようになってから、人里はなれた畑の中に大きな樽を横にすえて、その中で暮しているということであった。さどっこというのは村の外れの意らしく、この爺さんの家はもと村の外れにあったらしい。さどっこの爺さんは去年の初冬わたくしが東京に発つ前は、夜になるとよく家へきたものであった。家が没落したのち北海道に渡り、何年かののち爺さんだけ本土に帰り、一人で小屋住いをし、百姓をしながら細々と暮らしていた。男やもめに蛆が湧くという諺は、爺さんのような男のために作られたものであろう。着物は垢と汚れにまみれ、手足は垢と肌荒れで松の木肌のようにカサカサになっていた。

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  1. 2020/02/16(日) 15:22:06|
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