いしずえ

第三巻激流の巻

 ことここに到るまで、黙して発することなかった現人神の告示であった。必勝の信念を固持し続けていた陸軍の代表梅津参謀総長も、聖断の前には返す言葉もなく恭順するほかはなかった。こうして状勢は一変し、和平の火は点じられたのである。

 早期和平は、ソ連の仲介による講話という方針のもとに進められることに一決した。政府は日本の漁業放棄や、満洲中立案などの譲歩を餌に日ソ和親を懇請したが、ソ連の態度には一片の誠意も手がかりもなく回答を避け続け、のれんに腕押しの有り様であった。宮中を中心とする和平派は焦慮し、天皇の親書を持って特派使節をモスクワに送ることとなり、特使として近衛文麿公が選ばれた。さっそく天皇御親書の内容を明らかにして、ソ連外相モロトフと近衛使節の会見を申し込んだが、ソ連政府は依然として確答をさけ続け、日本政府の再三の切願に対し冷淡な態度をとり続けていた。

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  1. 2020/04/02(木) 10:35:08|
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