いしずえ

第四巻怒濤の巻

 彼らは若い女を見つけては、よろよろと近付いていってふざけかかった。女達は脅えて人波を搔い潜っては逃げまわっていたが、次の駅に着くと、女ばかりでなく男まで、全部逃げおりて外の車に移ってしまった。

 後には戸松と三人の酔払い米兵だけが残った。手持ち無沙汰になった兵隊たちは、戸松の側によろよろ近付いてきて、三人で代る代る戸松の顎鬚を珍しそうに撫でまわしはじめた。この髭はイギリス軍将校が戦犯容疑者を検出したときにも、遂に剃り落さなかった戦地土産である。無礼な奴らだとは思ったが、酔払い相手に怒ったところでどうなるものでもない。戸松は彼らの手を軽く払いのけて平然としていた。

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  1. 2021/04/14(水) 11:30:18|
  2. 永遠の道 戸松登志子著

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